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会社色々。製作、配給、予告、放送

世の中には皆さんが知らなくても、なくてはならないような重要な役割を影ながら果たしている会社がたくさんあります。
 
例えば、映画が世の中に出てくるまでの流れをみてみると、まずは映画自体を作る製作会社があります。ジブリとかそういう会社ですね。
 
そして、出来上がった映画作品を宣伝して多くの人に知ってもらうための配給会社があります。これが東宝や松竹などです。
 
配給会社は様々な宣伝媒体を使いますので、例えば広告代理店にポスターを発注したり、映画の予告編フィルムや動画を作成してもらうために映画の予告編制作会社へ依頼したりします。
 
また、映画をTVで放送したり、映画作品の特集や宣伝をテレビで放送してもらったりもしますのでテレビ局も当然絡んできます。
 
最後に映画フィルム自体を上映する映画館・劇場と呼ばれるところがあります。
 
最近では劇場そのものよりも、大型ショッピングモール内に10シアターくらいの映画館が入っているシネマコンプレックスと呼ばれる形態が多いかもしれません。
 
ということで、ショッピングセンターなどとも密接に関係していたりします。
 
1本の映画をめぐってこれだけ多くの人や会社、場所が関係している訳ですね。
 
ちなみに、どうやら日本の映画業界的に、「制作」は映像を作るとか、ポスターを作るなど1部のパーツを作る場合に使い、
 
企画発案からプロデュースまで1作品に対してすべての流れを把握して携わることを「製作」すると呼んでいるキライがあるようです。
 
さらに、映画を制作するための技術を学ぶための専門学校などもあったりしますので、興味のある方はぜひ調べてみてください。
 
映画関係の企業サイト一覧
ガル・エンタープライズ
日本の映画予告編制作会社
バカ・ザ・バッカ
日本の映画予告編制作会社
イメージ・フォース
日本の映画予告編制作会社
仕事主義
日本の映画予告編制作会社
予告屋
日本の映画予告編制作会社
日本アカデミー賞
日本アカデミー賞の公式サイト
シナリオ・センター
日本の有名な脚本スクール
DreamWorks
スピルバーグが作った映画会社
PIXER
アメリカの映像制作会社. Pixer Animation Studio
スタジオジブリ
日本のアニメ制作会社
ディズニー映画
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スターの生サイン入りポスター&写真!

楽天でなかなか貴重なお店を見つけました♪
 
映画俳優や女優、海外ドラマの主演俳優や女優の生サイン入り写真やポスターを売っているお店です。
 
フェーマス(FAMOUS)」というお店で、22周年を迎えたサイン入り写真やポスターの専門店です。
 
このお店の素晴らしいところは、歴史と権威ある国際オートグラフ4団体「AFTAL」「UACC」「IADA-CC」「MANUSCRIPT SOCIETY」に所属しているディーラーという点です。
 
国際オートグラフ団体というのは、政府公認のサイン公正取引協会です。つまり、間違いなく本物!ということを証明してくれていると言えますね。
 
このお店で俳優名や女優名などで検索すると思わぬお宝にめぐりあえます。
 
例えば海外ドラマフレンズの主演6人全員のサイン入りポスターなんかもあったりします。この写真いくらだと思います?
フレンズ 海外ドラマフレンズ 海外ドラマ
正解はこちら
 
その他この映画の共演がきっかけで恋に落ちたブラッドピットとアンジェリーナ・ジョリーのダブル主演「Mr and Mrs Smith」のオリジナルポスター(サインなし)
Mr. & Mrs. スミスMr. & Mrs. スミス
 
上のブラピはサインなしだけど、サインありはこちらのちょっとレアな写真でどうぞ☆
 
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USJは映画ファンのディズニーランド♪

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、関西の大阪にあるまさに映画ファンのためのディズニーランドです♪
 
映画のキャラクターや設定そのままにアトラクションや様々なイベントが楽しめるようになっています。もう行きましたか?
 
大人も子供も遊べる夢の場所として人気みたいですね☆
 
東京にディズニーランド、関西にUSJと日本もますますエンターテイメントが文化の一部となってきて嬉しい限りです(^-^)
 
◆ウェブからチケット購入すると特典がいっぱいみたいなので、オススメです☆
 
◆豊富なアトラクション
 
ユニバーサルスタジオジャパンには映画にちなんだアトラクションがたくさんありますが、水しぶきをあげるものや3Dアトラクションものなど趣向がすごく凝っていて代表的なものとしては以下のようなものがあります↓
 
※各アトラクションページでは、体験ムービーも見れますよ♪
 
バック・トゥ・ザ・フューチャーR・ザ・ライド
 
ターミネーター2:3-DR
 
アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマンTM・ザ・ライド
 
ジョーズR
 
ジュラシック・パーク・ザ・ライドR
 
ウォーターワールドTM
 
 
関西に行くなら、絶対ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにも遊びに行こうっ♪
 
余談ですが、最近はフェラーリの遊園地や、ハリーポッターランドなど様々なランドが建設されていて楽しいですね☆
 
将来的には、ハリウッドランドとかそんな名前の映画版ラスベガス街が誕生したら楽しいのになぁ~♪♪
 
 
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アニメ映画はやっぱり日本だろうと思う

ジブリアメリカのハリウッド映画と聞いたらどんな作品を思い浮かべますか?
 
僕は超大作、SF、アクション、ラブコメなどが浮かびます。そして、俳優や女優のギャラが高く、制作費も巨額なだけに面白い♪という印象があります。
 
ヨーロッパ映画については、ちょっと暗い感じか、もしくは高尚で難解、または芸術的という印象があります。
 
そして、日本映画と言えば、世界に誇るアニメ文化が盛んというイメージがありますし、実際興行成績を見てもアニメ映画はすさまじいものがあります。
 
ジブリ作品なら、常に上位にいますし、世界的にもかなりの人気です。
 
また、ドラえもん大長編などはいつも人気ですし、ポケモンや名探偵コナンなどは発表されればかならず大ヒットというくらいの人気ぶりです。
 
わざわざ子供のために来日時にはかならずポケモングッズを大量買いしていく映画スターなんかもいるくらいです。
 
その他、漫画のレベルが高いという評判のあり、様々な日本の漫画が映画化されていますし、実際世界中で日本漫画は大人気です。
 
個人的には今一番稼いでいるのはIT起業家なんかじゃなく漫画家じゃないかと思うくらいです(笑)
 
韓国の映画に対する取り組み方は国を挙げての奨励、勉強環境らしいのでものすごく急成長してきているのがよくわかりますよね。
 
日本はアニメでは世界屈指の人気度を誇りますが、邦画はというと現在の作品ではあまりパッとしていない気がしますし、韓国映画のほうが数段面白いと感じています。
 
韓国がどんな分野の映画に突出していくかは想像もつきませんが、日本はアニメ大国として突き進んでいくのが良いきがします。
 
その国その国の得意分野がはっきりしてくると映画業界もさらに面白く、羽振りの良い時代がくるのでは?と考えていたりします。
 
反面、インターネットや映画のデータ化が進むにつれて、自国でしか受けないような作品はどんどん干されていくのではないかなという気もしています。
 
よりグローバルな作品、より人間の普遍的な気持ちを表現した作品、つまり古典名作にならった映画がたくさん生まれてくれれば嬉しいな~♪
 
 
◆日本が誇るアニメ映画の数々
 
(2014年時点での国内収入ランキング順ですが一部順位を飛ばしてます:wikipedia
 
・「千と千尋の神隠し」
・「ハウルの動く城」
・「もののけ姫」
・「崖の上のポニョ」
・「風立ちぬ」
・「借りぐらしのアリエッティ」
・「ゲド戦記」
・「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」
・「ONE PIECE FILM Z」
・「猫の恩返し」
・「劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕」
・「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」
・「紅の豚」
・「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」
・「名探偵コナン 絶海の探偵」
 
やはり、ジブリが圧倒的に強くて、続いてポケモンシリーズ、ワンピース、そしてエヴァンゲリオン、ドラえもん、コナンという感じですね。
 
ジブリ映画に関しては僕も大好きです。あなたはどのジブリ映画が好きですか?
 
余談ですが、同じ日本の漫画を原作にした韓国映画と日本映画あります。
 
作品名は「カンナさん大成功です!」という映画ですが、これは圧倒的に韓国版のほうが面白いです♪
 
すごく面白いので、ぜひオススメです☆

僕はこれからは、どの国の映画なのか?ではなくて、監督は誰か?出ている俳優・女優は誰か?とか脚本の出来、演技のうまさなど、国籍や人種を超えて作品そのものを判断できる人程、楽しみが広がっていく時代になっていくと思います。  
そのためにも世界的に使われている英語を学んだり、他国の文化を学ぶということにももっと積極的になっていきたいと思いますね。世界に目を向けてみるとものすごくたくさんの喜びや楽しみが待っていますよ☆  
 
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カメオ出演のある映画・ドラマ

映画やドラマにちょこっとだけ、有名人が登場することをカメオ出演といいます。
 
ほとんどがお遊びで出演するのですが、中には知名度を挙げるための宣伝材料扱いで、マーケティングの一環として行われることもあるみたいです。
 
映画であれば監督の人脈の中からゆかりのある人が出演していたり、ドラマであればゲストスターとしてちょこっとだけ出演したりということがあります。
 
ちなみに、日本ではなぜか「特別出演」や「友情出演」という呼び方になっています。
 
カメオとはもともと装飾品の名前のことで(こういうやつ)  
wikipediaによると、「脇役でありながら独特の存在感を占めるケースが多いため、遠目からでもはっきりと分かるためそう呼ばれるようになった(英語のcameoには「名場面」「山場」という意味もある)」とのこと。
 
カメオ出演を有名にした作品には1956年の「八十日間世界一周」が挙げられ、特にカメオ出演を好み、自分の映画のほとんどに自らカメオ出演していた監督としては、アルフレッド・ヒッチコック監督があまりにも有名です。  
ヒッチコックがどこにいるか、まるで「ウォーリーを探せ」のように探すのが楽しみというファンもいたそうです。ヒッチコックのカメオ出演一覧ページはこちら
 
カメオ出演のある映画作品をざっと挙げてみます。
 
・「バック・トゥ・ザ・フューチャー」・・・ヒューイ・ルイス(バンドの審査員)
・「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」・・・フランク・アバグネイル本人(フランス警察官)
・「アルマゲドン」・・・松田聖子(冒頭のタクシーの乗客)
・「トロピック・サンダー」・・・トム・クルーズ
・「ビバリーヒルズ・コップ3」・・・ジョージ・ルーカス
・「メン・イン・ブラック2」・・・マイケル・ジャクソン
・「ホリデイ」・・・ダスティン・ホフマン(レンタルビデオショップの客)
・「ホリデイ」・・・ジェームズ・フランコ(映画の予告編のVTRの中)
・「ホリデイ」・・・リンジー・ローハン(映画の予告編のVTRの中)
・「オーシャンズ11」・・・ブラピの実父(背景に映るエキストラ)
・「オーシャンズ12」・・・ブルース・ウィリス(本人役)
・「オーシャンズ13」・・・オプラ・ウィンフリー(本人役)
 
まだまだあるだろうから、不定期に追加していくつもりです♪
 
海外ドラマにゲスト出演したスターについては作品ごとに詳しく紹介していますのでエンタメ豆知識ページからどうぞ☆
 
 
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様々な映画会社の歴史と現状

このページでは世界的な映画会社とその歴史について有名なところを紹介します。

まずはハリウッドを中心とする北アメリカの映画会社をご紹介しましょう。世界的にみて、最大の売り上げと絶大なる影響力を持っている企業と思っていいでしょう。

通称ビッグ6と呼ばれる6社です。

パラマウント・ピクチャーズ
ユニバーサル・ピクチャーズ
ワーナー・ブラザーズ
ウォルト・ディズニー・カンパニー
20世紀フォックス
ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント


あなたが知っている洋画(ハリウッド映画)のほとんどがこの映画配給会社から配給されています。

ちなみに、ハリウッド黄金期(1920-40年代)頃には5大メジャー・スタジオと呼ばれていた以下の5社が中心となってスタジオが制作、配給、劇場を管理して映画の制作から配給、上映まで全てのプロセスを支配するというスタジオ・システムを確立していました。

パラマウント
ワーナー・ブラザーズ
20世紀フォックス
MGM
RKO


まずは、歴史から行きましょう。上に挙げたビッグ6は順番は設立が古いもの順に挙げました。


◆知っておきたい天才創設者達wikipediaを参考にしています

・パラマウント
一番古い歴史を持つのはパラマウント社で、東欧系ユダヤ人としてハンガリーで生まれたアドルフ・ズーカーという偉人が、なんと移民労働者としてモップ拭きからそのキャリアをスタートさせて毛皮商として成功します。
そこから後に劇場王となる同業者の親友、マーカス・ロウに触発され、ボードビル会社を設立。これがフェーマス・プレーヤーズという会社で、おそらくパラマウントの大元になる母体と思われます。
ちなみにボードビル会社とは米国においての舞台での踊り、 歌、手品、漫才などのショー・ビジネスを扱う会社のことです。
そして、1913年後の「メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)」という大変有名な映画会社の前身「ゴールドウィン・ピクチャーズ」の創始者で当時手袋商だったゴールドウィンと、 これまた後に映画創世記に最も成功した映画製作者のひとりで現在のアカデミー賞特別賞の1つの名前としてゴールデングローブ賞の部門のひとつで長年にわたって映画界に貢献した人物に贈られるセシル・B・デミル賞というのがあるくらい成功する、 当時脚本家だったセシル・B・デミルらと組んでハリウッド初の長編映画「スクォー・マン(スコウマン)」を製作します。
さらにD・W・グリフィスが『國民の創生』(1915年)、『イントレランス』(1916年)を次々発表し人気の映画スタジオとして不動の地位を築きます。
ズーカーの経営手腕は凄まじいもので、人気スターの出演作を次々購入・製作し、市場を奪われた興業者たちの間では「ズーカーを止めろ!」が合言葉になる程だったそうです。
実際、20年半ばでの収益はフォックスの2倍、ユニバーサルの3倍、ワーナーの5倍におよびました。1927年に社名をパラマウントに改称しています。その後、破産や再建、買収などの歴史があり、現在は1994年にバイアコム(現・CBSコーポレーション)というアメリカの巨大メディアグループ会社に買収され傘下となっています。
パラマウント社で特記すべき点は、もう一つ、あの映画監督のスティーブン・スピルバーグ監督とレコード会社経営者のデヴィッド・ゲフィンディズニーの製作部門のトップであったジェフリー・カッツェンバーグの3人が設立したドリーム・ワークスという会社を16億ドルで2005年に買収を発表し、翌2006年にに正式合意したことです。ところがどっこい、何を思ったか2007年にはバイアコムのフィリップ・ドーマンというCEOが「スピルバーグ監督は不要」と発言しちゃったものだから、両者の関係は険悪化しちゃいます。そして、結局ドリームワークスは2008年インドの会社の出資を受けてパラマウント映画から独立。さらに2009年にはディズニーとの配給契約を締結しました。ただし、ドリーム・ワークスアニメーションというアニメーション映画専門の会社とは契約が2012年までは続いているらしいということと、実写作品についてもパラマウントとドリーム・ワークスの共同製作および配給されるものもあるということです。まあ、少なくとも2012年まではドリームワークス・アニメーションを傘下に持っていると思っていればいいでしょう。

・ユニバーサル
次に歴史のある映画会社ユニバーサルですが、こちらもまた歴史のある会社でして、アメリカのテレビ局というか、三大ネットワークというのがありまして、ABCとCBSとNBCという会社がそうなんですが、そのうちのNBCというのは親会社がNBCユニバーサルという会社で、その同じ親会社の傘下にユニバーサル・ピクチャーズも位置しています。ちなみん、テーマパークのユニバーサル・スタジオも同じ親会社NBCユニバーサル傘下の別の会社によって運営されています。
すごいのに意外と知られていないのは、このユニバーサルの大元の創設者は、カール・レムリというドイツ生まれのユダヤ人なのですが、この人実は「ローマの休日」や「我等の生涯の最良の年」などを監督したウィリアム・ワイラーと天才物理学者で相対性理論の生みの親でもあるアルベルト・アインシュタインの親戚に当たります!1884年にアメリカ合衆国に移住してきて、最初は衣料セールス業者として衣服店を経営していたのですが、1905年、買い付けで赴いたシカゴで初めてニッケルオデオンと呼ばれる安価な映画館の人気に触れ、シカゴへの旅から数週間で彼はそれまでの商売をたたみ、ニッケルオデオンを数軒買収し映画ビジネスを始めたと言われています。
ちなみにこの時代1908年頃は映画関係の特許多数を持つ発明王トーマス・エジソンがMotion Picture Patents Company, MPPC, 別名エジソン・トラストという会社を設立して、映画用カメラや上映機など映画関係の機械に使われる電気モーターなど、多数の部品の特許をたてに、映画の撮影から上映までのすべての過程から料金を徴収して映画産業独占を強めようとしていたそうです。こうしたやり方に不満を抱いたカール・レムリーらは、独自のやり方で映画製作をやろうと決意し、他のニッケルオデオン経営者らと共にフィルム会社を設立し、さらには出演料の高騰を防ぐため俳優の名を映画にクレジットしないというエジソンらの慣習を破り、登場するスターらの名を表示するようにしたため、当時の主要な映画俳優の多くがレムリらと仕事することを望むようになります。こうして彼はスター・システムの形成に成功し、エジソンとの戦いに勝ったというわけです。この時の会社名がIndependent Moving Picture Company, 略称 IMPと言いますが、この会社ととその他8つの中小映画会社を合併し、「ユニバーサル・フィルム・マニュファクチュアリング・カンパニー」(Universal Film Manufacturing Company)を1912年6月に設立しました。これがいわゆるユニバーサルという名前が始めて出てきた瞬間になります。
さらに面白い話があって、ユニバーサルのプロデューサーの1人が当時若き日のウォルト・ディズニーがアニメ制作者として共同経営者であったアブ・アイワークスとともに契約していた先のスタジオのボスと結婚し、結果的にウォルト・ディズニーらは一時期ユニバーサル傘下にいたようなものという状況にありました。ただ、この時、ディズニーとアブ・アイワークスが考案した「オズワルド」というキャラクターシリーズについて、より高い契約料を交渉したけど、断られたのでディズニーらはユニバーサルを去り、自分達でかの有名なミッキーマウスを生み出すことになるというエピソードがあります。ちなみに、カール・レムリはいわゆる縁故主義というやつで息子を社長にして、親戚のうち70人くらいも従業員としてユニバーサルで職を与えるというやり方をしていましたが、結局は株主の間で批判されレムリ家は自分たちが創業した会社から冷たく追われることになったそうです。
現在は、1952年にまずデッカ・レコードの米国法人(米デッカ)に買収された後、1962年には米デッカがMCAに買収され、さらに1990年、MCAが日本の松下電器産業に買収され、1995年、松下電器産業がMCAをカナダの酒造企業シーグラムに売却し、2000年にはシーグラムとフランスの複合企業「ヴィヴェンディ」、および「ヴィヴェンディ」の傘下の有料テレビ会社「カナルプリュス」の3社で合併し、ヴィヴェンディ・ユニバーサルが誕生して、2004年、ヴィヴェンディ・ユニバーサルの娯楽部門「ヴィヴェンディ・ユニバーサル・エンターテインメント(ユニバーサル映画が属す)」と放送会社(局)「NBC」が合併し、NBCユニバーサルを設立されました。これが現在のユニバーサルの親会社となっています。ややこしっ!(笑) 余談ですが、ユニバーサルの社員だったハリー・コーンという人物は1920年にCBC Film Sales Corporationを設立し、これが後に1924年に社名を「コロンビア映画」としました。コロンビア社といったらこのハリーと組んだイタリア出身のフランク・キャプラ監督が有名ですね。そのコロンビア社も今ではソニー傘下ですが。。。

・ワーナー・ブラザーズ
次はワーナー・ブラザーズですが、ポーランドからの東欧系ユダヤ人移民労働者だったワーナー4人兄弟によって1923年に設立された会社です。こちらも駐車場会社に買収されたり、出版社のタイム社と合併したりと様々な歴史を経て、現在は2000年にインターネットのプロバイダー最大手AOLと合併しています。

・ウォルト・ディズニー
言わずもがなの有名企業です。ディズニーランドの運営や、映画製作、アニメーション製作、そして最近では、1996年にアメリカの三大ネットワークの1つ、ABC放送局を買収して傘下におさめています。
1923年10月16日にウォルト・ディズニーとロイ・O・ディズニーの共同経営ではじまりましたが、第2次世界大戦で会社が軍の私物となってロイは退社し、ウォルトの単独経営でなんとか映画製作だけは続行された状況が続きましたが、1938年9月29日に、カリフォルニア州法に基づく法人を設立し、1945年にロイが代表取締役社長として戻り、ウォルトは代表取締役会長となって再び兄弟の共同経営となりました。
ちなみに、1900年代前後だと思いますが、パラマウント映画社長のマイケル・アイズナーを会長、ワーナー・ブラザーズ元社長のフランク・ウェルズを社長として迎え入れ、「奇跡」と呼ばれた発展を遂げたるもしたそうです。
世界初のトーキーアニメ、長編アニメ、カラーアニメなど歴史に残る業績を残したが1966年にウォルト・ディズニーが亡くなってからは低迷しましたが、1990年代に再び黄金期を迎えます。
復活の立役者は当時映画部門の責任者だったジェフリー・カッツェンバーグ。彼は伝統的なディズニー・アニメを再建する一方で、CGアニメ時代の到来を受けて、ピクサー社との提携を実現しました。
そして2006年5月5日、ディズニーはピクサーをM&Aにより買収し、ディズニーの完全子会社となりました。なお、アップルコンピュータに加えてピクサーのCEOでもあるスティーブ・ジョブズは、株式交換によってディズニーの筆頭株主になると共に役員に就任します。
映画製作は、ウォルト・ディズニースタジオ・モーション・ピクチャーズ・グループによって行われていて、グループ内には4つのレーベルがあります。
主にアニメーション映画やファミリー向けの映画を作るウォルト・ディズニー・ピクチャーズと、
実写映画の製作が中心のタッチストーン・ピクチャーズや
インディーズ映画が中心のミラマックスやハリウッド・ピクチャーズなどがあります。
また、1996年に日本のスタジオジブリと戦略的提携を結んでいます。また、ブエナビスタという名前の配給会社も運営していたが、現在は名称をウォルト・ディズニー・スタジオと変更しています。
ミラマックスも2010年1月末日に閉鎖されています。

・20世紀FOX
1934年12月28日、フォックス・フィルム(1915年にウィリアム・フォックスにより設立)と20世紀映画(1933年にダリル・F・ザナックにより設立)が合併し、20世紀フォックス映画として設立された会社です。
戦前はシャーリー・テンプル主演作やジョン・フォード監督、戦後はマリリン・モンローの映画が有名です。
1953年には、ワイドスクリーンのひとつ「シネマスコープ」を開発します。
20世紀フォックスの映画といえば、冒頭で流れる、スネアドラムの軽快な刻みから始まる華やかなファンファーレが有名で、この曲は、1935年当時、同社の音楽部長だったアルフレッド・ニューマン(1901-1970)により作曲された、わずか9小節という短い曲で、もともとはニュース映画の冒頭に流す事が主目的だったそうです。
ニュース映画の時代ではなくなったものの、映画の本編が始まる前の臨場感を高めるメロディとして、今なお同社の映画には欠かせぬ存在となっていて、他の映画会社には見られない、インパクトあるスポットとして広く知られていますね。

・ソニー・ピクチャーズ
唯一日本の企業がアメリカ進出している映画会社です。1987年にザ コカ・コーラ カンパニーがコロムビア映画、トライスター映画などの映像エンタテインメント事業をスピンオフし、その統括会社としてコロムビア・ピクチャーズ・エンタテインメント(Columbia Pictures Entertainment Inc.)を設立しました。
それを1989年にソニーが48億ドルで買収し、1991年に現社名に変更されました。買収当初はヒット作に乏しく、巨額の赤字を計上しましたが、1990年代後半から復調傾向を見せ近年では米国市場で常に上位のシェアを占めているという状況です。


◆それぞれの代表作

・パラマウントTVドラマ
アンタッチャブル
スパイ大作戦
新スパイ大作戦
ファミリータイズ
冒険野郎マクガイバー
「スタートレック」シリーズ

・パラマウント映画
めまい … Continue Reading ››

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笑える邦題と洋画の原題

邦題をつけているのは映画配給会社の宣伝担当者の方達だと思いますが、時々、本編の内容とはかけ離れてしまっているような邦題がつけられていますよね(笑)

「愛の~」とか「恋の~」とか似たり寄ったりの題名になっていたり、その時の日本の流行に合わせるように無理やり原題を変更してしまったりと、結構、短絡的というか、あまり内容や原題タイトルの意味を理解しないままつけてしまっているような印象を受けてしまいます。

そこで、原題とは違う邦題がつけられているけれど、とっても意味深だったりハイセンスな原題をご紹介&解説しようと思います♪

洋画を観る際には、できるだけ原題とその意味もチェックして、どういう意図でつけられたのかな?なんて考えて見るとさらに深く映画を楽しめますよ☆
 
 
恋愛小説家ジャック・ニコルソンとヘレン・ハント主演の「恋愛小説家」という映画の原題は「AS GOOD AS IT GETS」です。

直訳すると「出来る限り最高の」とか「これ以上にないくらい良い」とかそういう意味ですが、内容から考えるとおそらくは「僕なりに出来る限り」なんて意味じゃないでしょうか?

内容を知っている人なら題名だけで笑っちゃいませんか?(笑)

でもさらに、僕なりに勝手に想像したのは、as good as it getsを「得るのと同じくらい良い」という意味ととらえてみると
もしかしたら映画の内容のように自分本位に奪うのではなく、親切や善意を与えてみたら”得るくらい良いものだった”という意味にもとれないかな~なんて考えたりもしました。

まあ、監督のインタビューなんかを見るときっとどこかでタイトルの意味にも触れているかもしれませんね。

結局、こうやってあれこそ憶測で考えている過程も楽しかったりします♪
 
 
人生は奇蹟の詩ロベルト・ベニーニ監督主演作品「人生は、奇跡の詩」という映画の原題は「the tiger and snow」、直訳すると「虎と雪」という意味です。まったく違う意味ですね。

ちなみに、人生をつけたのは、おそらく前回日本でもヒットした同じロベルト・ベニーニ監督作品の「ライフ・イズ・ビューティフル」にあやかってのことでしょう・・・。

どちらも最高の映画なんですが、特にこの「虎と雪」はすごく映像が綺麗で、悲劇の中に喜劇があるような甘美な映画で、観るといつも元気をくれる、大好きな1本です。

<雪の中に虎がいる>なんて景色が想像できますか?なんかミスマッチな気がしますが、これがまた内容的にはミソだったりするわけで(笑)

なかなか粋で美的センスのある原題だと思います。さすがイタリアのチャップリンと呼ばれるだけのことはあります。
 
 
街角 桃色の店少し昔の映画で「ユーガットメール」なんかの元になった名画、

エルンスト・ルビッチ監督、ジェームズ・スチュワート主演の「街角 桃色の店」という映画の原題は「The Shop Around The Corner」です。

直訳すると「あの角ににある店」という意味です。

どうして桃色(ピンクと読むらしい)という単語をつけてしまったのか・・・(涙)

女の子チックな映画みたいな感じのタイトルですが、内容は実はウィットに富んだ、あたたかく、とっても真剣な恋愛映画です。

原題もなんとなくあの角のあの店なんてちょっとノスタルジーな感じがしていいですよね。
 
 
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古典から現代までの映画史をざっとみる☆

501映画監督―国際版・名匠501人オールカラーガイド古典映画、白黒映画、名作、クラシック映画・・・、呼び方は色々ありますが僕は古い映画が大好きです♪ このページではそんな大好きな古典映画から、現代までの映画史を作品中心にざっと観て行きましょう☆

まずは映画というものがいつ頃に発明されたのかを知っておきましょう。

映画というか映写機が発明されたのは1900年よりも数年前くらいです。アメリカのエジソンやフランスのリュミエール兄弟らがそれぞれ競い合うように開発に尽力していた時代です。
ちなみに最初はモノクロ(白黒)の映像だけで、音声はナシのいわゆるサイレンス映画(無声映画)というものでした。 それでも、リュミエール兄弟がパリで初めて行った試写会では、汽車が迫ってくる映像を見て観客達は逃げ出そうとしたくらい衝撃的だったそうです。

・1900年代
この時代に有名な映画と言えば、元マジシャンで世界で最初の職業映画作家でもあるジョルジュ・メリエスが作った初めてのSF映画「月世界旅行」です。1902年にフランスで公開されました。 また、アメリカではエドウィン・ポーター監督による物語性のある作品『大列車強盗』が制作・公開されました。これが初の西部劇です。
ちなみに、この頃にはニッケルオデオンという、映画館内で上映中に、映像と合わせてオルガンやピアノで伴奏をつけるという形式の庶民向けの安い映画館もたくさん出現しています。ニッケルとは5セント硬貨の意味で、オデオンとは屋根付劇場というギリシャ語です。最初はペンシルベニア州ピッツバーグにオープンしたと言われています。
また、映画の業界雑誌「VARIETY」誌が創刊されたのもこの時期です。
1908年にはトーマス・エジソンらが映画の撮影・上映・配給の特許を管理する会社モーション・ピクチャー・パテンツ・カンパニー(Motion Picture Patents Company:略してMPPC)を設立します。事業を統括して映画産業を独占しようとしたんですね。エジソンは発明王としてはすごいですが、ビジネスマンとしては少々強引な気配がありますな(汗)

・1910年代
さて、さらに1915年にはアメリカの映画監督D・W・グリフィスが「國民の創生」を製作します。この映画では初のクローズアップなど様々な映画技法を発明し「映画の父」と呼ばれるようになります。
何を隠そう、このグリフィスこそ、ダグラス・フェアバンクスとメアリー・ピックフォードの師匠であり、その後この3人とチャップリンの4人でユナイテッド・アーティスツという映画会社を設立した人物です。
また、グリフィス映画の俳優でアシスタントだったマック・セネットが、借金をしていた相手に「グリフィスの映画より儲かる映画が作れる」と話を持ちかけ、さらなる投資を得てキーストン撮影所をたちあげる。ここで「キーストン・コップス」や「水着美人」などのヒット・コメディ映画が生まれ「笑いの工場」と呼ばれるようになる。 このマック・セネットこそがチャップリンを発掘した人物であり、キーストン撮影所でチャップリンの有名な「浮浪者スタイル」も確立されました。

・1920年代
1920年代にはセルゲイ・エイゼンシュテインが、1つのシーンを複数の視点(カメラ)からとらえるというモンタージュ理論に基づき「戦艦ポチョムキン」を制作します。
1925年にはチャップリンの「黄金狂時代」が公開。
さらに1927年、アメリカで世界初のトーキー(音声付の映画)「ジャズ・シンガー」(アラン・クロスランド監督)が公開されます。1929年にはアカデミー賞が始まりウィリアム・A・ウェルマンの「つばさ」が初の受賞作品となりました。またF・W・ムルナウの「サンライズ」という作品が芸術作品賞を受賞しました。

・1930年代
1930年「嘆きの天使」が公開されマレーネ・ディードリッヒが衝撃的なハリウッド・デビューをします。
1932年オールキャスト映画「グランド・ホテル」が公開されて大ヒットする。翌年1933年には、最初のドライブイン・シアターがニュージャージ州カムデンにオープンします。 1934年にはフランク・キャプラ監督の「或る夜の出来事」を皮切りに、アメリカでスクリューボール・コメディが大流行します。
1937年ウォルト・ディズニーが3年を費やし製作した世界最初の長編カラーアニメ「白雪姫」が公開され、800万ドルもの興行成績を記録しました。
1939年エルンスト・ルビッチ監督の作品「ニノチカ」でめったに作中で笑うシーンを撮らなかったグレタ・ガルボの笑わうシーンを初めて盛り込む。
同年「風と共に去りぬ」が公開され大ヒットを記録します。大スターを起用して莫大な制作費と宣伝費をかけるといういいわゆる<ブロックバスター映画>のきっかけとなります。「オズの魔法使」が公開されて、ジュディー・ガーランドがMGMの看板スターとなります。

・1940年代
1940年には、チャップリンが「独裁者」を製作してナチズムを痛烈に批判します。1941年、オーソン・ウェルズが初の映画「市民ケーン」を発表。1942年「カサブランカ」が公開される。
1945年ニューロティック(精神異常)映画のはしりとなったビリーワイルダー監督の「失われた週末」が公開される。1946年アルフレッド・ヒッチコック監督「汚名」公開。同年MGM社製作のミュージカル「踊る大紐育」が公開される。

・1950年代
1952年サイレント時代にはライバルだった、チャールズ・チャップリンとバスター・キートンが「ライムライト」で初共演を果たす。同年ミュージカル映画の金字塔「雨に唄えば」が公開される。
1953年「ローマの休日」が公開され、オードリー・ヘプバーンがハリウッド・デビューを果たす。
1955年ビリー・ワイルダー監督、マリリン・モンロー主演の「七年目の浮気」が公開される。

・1960年代
1960年アフルレッド・ヒッチコック監督「サイコ」が公開される。1962年、48人ものスターを起用してノルマンディ上陸作戦を完全に再現した「史上最大の作戦」が公開される。
1965年「サウンド・オブ・ミュージック」が興行記録を塗り替える程の大ヒットを記録する。1968年「2001年宇宙の旅」が公開され、SF映画が一変するような衝撃を与える。

・1970年代
1977年ジョージ・ルーカス監督の「スター・ウォーズ」が大ヒットする。

・1980年代
1980年大長編ドラえもん第1作「ドラえもん のび太の恐竜」が公開される。この年より大長編ドラえもんは25年連続で公開されました。

・1990年代
1993年、スティーブン・スピルバーグ監督が「ジュラシック・パーク」を公開する。

・2000年代
2000年代に入るとHD24Pというデジタル・ビデオカメラの登場に伴いデジタルシネマの動向が活発化しはじめ、 フィルムとビデオとの基本的な表示方式の違い(フィルムは24コマ/秒のプログレッシブで、ビデオは30コマ/秒のインターレース)によりテレシネという加工段階を経なければならずこれが大きな足枷になっていたのですが、HD24Pはフィルムと同じ形式での記録が可能であるためテレシネ加工が不要で、ダイレクトにデジタル加工(プルダウン)が可能という画期的な商品が発明されます。
2009年ジェームズ・キャメロン監督による「アバター」が公開され3D映画が大ヒットする。

ざっとこんなところでしょうか。
もっと細かく紹介していってしまうと、膨大な文字量になってしまい、読むのが大変になってしまうので割愛しましたが、世界的に人気を博していて、信頼に足るとの評価を得ている人気の映画厳選本としては スティーヴン・ジェイ-シュナイダさんという方が書いた以下3冊がオススメです。

死ぬまでに観たい映画1001本
スティーヴン・ジェイ-シュナイダ著

死ぬまでに観たい映画1001本
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チャップリン、キャプラ、ルビッチ&ワイルダー時代

大好きな映画監督TOP3を教えて下さいと言われたら、誰を挙げますか?
 
私は、チャールズ・チャップリン、 フランク・キャプラ、 エルンスト・ルビッチ、ビリー・ワイルダーの4人を挙げます。
 
TOP3なのに4人?と思われるかもしれませんが、迷いに迷った結果、ルビッチとワイルダーは師弟関係ということもありますので同率3位ということで、おおめに見て下さい<(_ _)>(笑)
 
古今東西、他にもたくさんの大好きな監督はいます。もちろん、日本の映画監督にだってお気に入りの監督はいます。
 
でも、映画の都、エンターテイメントの聖地と言えば、やはりアメリカ・ハリウッドで活躍してこそ本物だと思っていますし、ハリウッドの文化的ニオイが僕の好みに合っているんですね♪おおざっぱに言ってしまえば、娯楽的要素の強い文化かな☆
 
娯楽(エンタメ)色の強い映画はアメリカ、芸術性に富んだ映画はヨーロッパ、アニメは日本、こんな印象があります。
 
どれが良い悪いではなく、単純に相乗効果で、お互いが刺激し合いながら、ますます面白い作品がたくさん生まれてくれたら最高だなと思っています。
 
そして、そんな映画文化の中でも特にチャールズ・チャップリン、フランク・キャプラ、エルンスト・ルビッチ、ビリー・ワイルダー監督の4人は、エンタメの中心地ハリウッドから世界中に、すさまじい影響力を与えました。  
今世紀に至ってもなお多くの人から愛され続けています。
 
アメリカで何年か前にアメリカ映画協会(American Film Institute:以下AFI)から選ばれた「元気をくれる映画(100 Cheers)」でNO1に輝いたのはフランク・キャプラ監督が1946年に撮った「素晴らしき哉、人生!」でした。
 
また、ビリー・ワイルダー監督については、今なおワイルダーファンであることを明言している映画監督も多く、マリリン・モンローやジャック・レモン、オードリ・ヘプバーン、マレーネ・ディートリッヒ、シャーリー・マクレーンなど数々のスターとコンビを組み、娯楽映画と呼ばれる分野を徹底して楽しませてくれました。中でもマリリン・モンローを一躍大スターに育て上げた監督と言っても過言ではないでしょう。
 
そんなワイルダーが師と仰いでいたのがエルンスト・ルビッチ。ワイルダーは仕事場の壁に「ルビッチならどうした?(How would Lubitsch have done it)」という文字を飾っている程ルビッチを敬愛していたようです。ルビッチの映画は今観ても他の監督の作品では味わえないようなポカポカしたあたたかさであふれています。  
そして今なお、やはりリメイクされていますね。
 
チャップリンに至っては映画やコメディの代名詞ともいえ、今だに彼の伝記映画がつくられ、真似をするコメディアンが現れ、作曲した曲がカバーされ、そしてもちろん愛され続けている伝説的な人物です。彼の作品は今なお世界中の人に愛と勇気と夢を与えてくれています。
 
まさに、ハリウッド黄金期を盛り上げた歴史的な映画監督達と言えるでしょう。映画がなくならない限り忘れ去られることもない名作ばかりを残してくれた偉人達です。
 
そんな4人の監督ですが、さらにすごいのはこの4人が活躍した時代です。
 
なんと、ほぼ同時期に活躍しているんです!これはすごいことだと思います。初めて知った時にはすごくビックリしました。だって、僕の大好きな監督4人が同じ時代に生まれて活躍していたのですから!
 
1889年-1977年  チャーリー・チャップリン
1892年-1947年  エルンスト・ルビッチ
1897年-1991年  フランク・キャプラ
1906年-2002年  ビリー・ワイルダー
 
つまりチャップリンが45才の時、エルンスト・ルビッチは42才で、フランク・キャプラは37才で、ビリー・ワイルダーは28才だったということになります。
 
また面白いことに、4人ともハリウッドで活躍したにも関わらず、全員がアメリカ以外の生まれなんですね。
 
 
・チャップリンはイギリスはロンドンの生まれですが、アメリカの映画会社からスカウトされ渡米してきました。
 
・フランク・キャプラはイタリアはシチリア島生まれですが、小さい頃に家族と共にアメリカへ移住してきました。
 
・エルンスト・ルビッチはドイツ出身ですが、女優のメアリー・ピックフォードに招待されハリウッド入りしました。
 
・ビリー・ワイルダーはオーストリア生まれですが、戦争のためにアメリカへ亡命してきました。
 
 
そんな、言ってみれば外国人だった4人によって、アメリカのハリウッド黄金期が支えられることになるなんて面白いものですね。
 
せっかくなので4人の作品年表を作ってみました。  
(画像をクリックすると別ウィンドウで拡大します)
 
chaplin_capra_wilder
 
 
彼らの作品の特徴は、どれも人間の普遍的な感情を表現しているということです。
 
だからこそ、もう半世紀以上も前に製作された映画が今なお時代を超え、国籍を超えて多くの人の心に響き、癒してくれる映画、元気をくれる映画として愛され続けているのだと思います。
 
彼らの作品の中には、興行的に失敗した作品もありますが(例えば、なんと「素晴らしき哉、人生!」は公開当時は以外にも興行的に失敗しています)、その作品が何年も経った後で見直され、あるいはリメイクされたりもしている。やっぱり良いものは良いんですね。
 
国が変わろうが、時代が変わろうが、人間である以上、本質的なことは変わらずに時を超越して映画を通して心が通じ合えているのが、とっても嬉しいですね☆
 
極論かもしれませんが、例えばチャップリン映画(特にサイレント作品)を見て原始人だって感動できるんじゃないかと想像してみたりします(笑)
 
そんなわけで、僕は白黒(モノクロ)だろうが、3Dだろうが、劇場で観ようがネットで見ようが、あまりこだわっていません。古い作品か新作か、デジタルかアナログか、ネオレアリズモなのかアメリカン・ニューシネマなのか、そんなことはどうでもいいと感じています。
 
大事なのは物語で描かれている人間の心の部分から何かを感じとって楽しむということ。それこそが映画を観る醍醐味じゃないかなと考えているからです。
 
みなさんも、古い映画を観てみたり、今まで観た事がなかった国の映画を観るなど、ぜひ様々な映画作品に触れて観て下さいね。
 
僕的にはまずは、フランク・キャプラチャールズ・チャップリンエルンスト・ルビッチ、そしてビリー・ワイルダーをオススメします♪
 
彼らの映画こそが映画の元を作っていると言っても過言ではないくらい、多くの映画監督に影響を与えているからです。
 
第二次世界大戦という悲劇的な激動の時代の中で生まれた、人類の希望、エール、まさに天才達です。
 
 
フランク・キャプラの映画で特にオススメな5本+α

素晴らしき哉、人生!  ・「素晴らしき哉、人生!
  ・「スミス都へ行く
  ・「或る夜の出来事
  ・「群集
  ・「我が家の楽園
  ※キャプラの生涯を描いたドキュメンタリー番組
  ・「フランク・キャプラのアメリカン・ドリーム
 
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