このページでは、世界三大映画祭の中でも、フランスで毎年5月に開催されているカンヌ映画祭の最高賞パルム・ドールを受賞した歴代映画を一覧にまとめています。
■ 世界三大映画祭というのは、
ヴェネツィア国際映画祭、
カンヌ国際映画祭、
ベルリン国際映画祭
のこと。
最も古い歴史を持つのはイタリアのベネチア国際映画祭ですが、フランスのカンヌ国際映画祭は何といっても同時開催される国際見本市で有名です。
実はこの見本市も、世界三大マーケットのうちの1つに数えられる大規模なものなんですね。見本市というのは、映画プロデューサーやバイヤーが何千人も集まり、新作の買い付けに来ている映画配給会社の人間に作品をアピールする場所です。
まだ作品が完成していなくても売買されるそうで、プレゼンテーションが行われたり、パーティーが開かれ、資料が配られ、役者や製作者などが出席する華やかな場でもあります。
世界三大マーケットのうち残りの2つは、ミラノ国際映画見本市と、アメリカン・フィルム・マーケットです。
余談ですが、見本市と言えば海外ドラマやリアリティ・ショーなどTV番組のお披露目会で有名なのは、
LAスクリーニングというアメリカのテレビ局大手6スタジオが主催する試写会で毎年5月頃にアメリカのロサンゼルスで行われています。
このページでは、世界三大映画祭の中でも一番歴史が古い、ヴェネチア国際映画祭の最高賞、金獅子賞の歴代映画作品を一覧にまとめています。
■ 世界三大映画祭というのは、
ヴェネツィア国際映画祭、
カンヌ国際映画祭、
ベルリン国際映画祭
のこと。
そのうちヴェネチア国際映画祭は、毎年イタリアで8月下旬~9月上旬に開催され1932年から始まっています。
そんなベネチア国際映画祭の最高賞が、金獅子賞 (きんじししょう)。金獅子賞はライオンの形をしているトロフィーを授与されるのですが、ヴェネツィアの守護聖人である聖マルコを表すシンボルがライオンというところから由来しています。
1週間から10日間ほどの期間開催されて、その間に100本程もの映画作品が上映されるんですよ!
ちなみに、ベネチアというのはイタリア語読み。英語ではヴェニス(ベニス)という発音になります。
日本語でもベネチアと呼ばれたり、ベニスと呼ばれたりして混乱しますが、実は同じ都市の名前を意味しています。つまり「ベニスの商人」の舞台も、ベネチア国際映画祭の舞台も、同じ都市ということですね(笑)
なお、第二次世界大戦やフランスの五月革命の影響で開催できなかった年があります。(1943年~1945年)(1969年~1979年)
一般客でもチケットを購入すれば入場できるみたい☆審査員は映画監督はじめ業界関係者。
最初はイタリアの独裁者だったムッソリーニ首相のプロパガンダ(政治活動の一種)として映画祭が開催されていたようです。だから初期の頃はムッソリーニ賞が最高賞だったとか。金獅子賞という名前になったのは、1949年からです。
■ 日本人監督の作品は、
黒澤明の「羅生門」、
稲垣浩の「無法松の一生」(三船敏郎主演版)、
北野武の「HANA-BI」
の3つの邦画が、金獅子賞に輝いています。(2014年現在)