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「レインメーカー」は最高のエール映画でSHOW?

 
↑写真は本作「レインメーカー」の時の写真じゃないです。どうしても見つからなかったので、すいません<(_ _)>ただ、二人ともだいたい、このくらいの若さの時の作品なので雰囲気はつかめるかなと☆
 
「レインメーカー」は1997年公開のアメリカ映画です。  
マット・デイモンとクレア・デインズが主演ですが、共演者のダニー・デヴィート、ミッキー・ローク、ジョン・ヴォイトも強烈に印象の残っています。キャラ濃すぎ(笑)
 
マット・デイモンが弁護士になりたての青年を演じています。将来の期待に胸躍らせていたものの、知り合いに紹介してもらった就職先はミッキー・ローク演じる悪徳弁護士として有名な男の事務所。しぶしぶながら、そこで働くことになるものの、いきなり事務所がFBIに目をつけられボスはどこかへ姿を消してしまう始末。
 
仕方なくダニー・デヴィート演じる弁護士を目指してはいるものの万年、司法試験に落ちている男と、なんと、いきなり独立して事務所を構えます。しかも最初の訴訟相手は大会社の保険会社と海千山千のベテラン弁護士団に決まる。そんな時、病院で夫に暴力を振るわれケガしている女性(クレア・デインズ)と偶然知り合うが・・・というお話。
 
マット・デイモンといえば幼馴染のベン・アフレックと脚本を書き上げ主演を果たした「グッド・ウィル・ハンティング」で大ブレイクしましたが、なんと本作「レインメーカー」と同じ1997年公開の映画なんですね。「レインメーカー」が11月で、「グッド・ウィル・ハンティング」が12月にアメリカで公開されました。
 
ヒロインのクレア・デインズは本作の前年1996年に、ディカプリオと共演した「ロミオ+ジュリエット」でブレイクした女優さんで、最近では海外ドラマ「HOMELAND」に主演し数々の賞を総なめにしています。
今では、すっかり大人になった2人↓
 
監督は「ゴッドファーザー」シリーズで有名なフランシス・フォード・コッポラ。この人のお兄さんの子供、つまりフランシスから見て甥にあたるのが俳優ニコラス・ケイジなんですね。知ってました?
 
さて「レインメーカー」に話しを戻すと、製作に俳優マイケル・ダグラスの名前があるんですよ。知りませんでした。あ、ちなみに原題も「The Rainmaker」で、直訳すると「雨を降らす人」ですが、ここでは弁護士が主人公ということで雨をお金に例えた意味で使っていて「たくさんのお金を降らす=大金を稼ぎ出す人」という意味です。
 
誰がナゼそう呼ばれるのかは本編を観ればわかります。アメリカではパラマウントが、日本ではギャガが配給を担当しました。
 
そしてそして、このページの冒頭で述べたキャラの濃い共演者たちのことにも少し触れてきましょうかね♪5人ほど紹介しておきます。
 
ダニー・デヴィートは、映画「カッコーの巣の上で」「ツインズ」「バットマン リターンズ」などにも出演している俳優さんです。海外ドラマ「フレンズ」にも、ファイナル・シーズン10で、なんとストリッパー役で登場しています(笑)なんとなく海外ドラマ「サインフェルド」や映画「プリティー・ウーマン」のジェイソン・アレクサンダーに似ていますよね☆
ダニー・デヴィート↓ Continue Reading ››

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「天国は待ってくれる」は最高のエール映画でSHOW?

 
天国は待ってくれる」(原題:Heaven Can Wait)は、1943年公開のアメリカ映画(20世紀フォックス配給)です。
 
天才エルンスト・ルビッチ監督の傑作映画で、ソフィスティケイテッド・コメディとか呼ばれてるようですが、要は気の効いたセリフがちりばめられており、とても洗練された恋愛映画だということです☆
 
カラー映画です。IMDbによるとルビッチ監督の作品の中で唯一完成したカラー映画なんだそうです。
 
ルビッチ監督の作品はどれもオシャレで粋(イキ)ですのでハズレなしなのですが、この作品はその上、感動的で、フランク・キャプラ監督の「素晴らしき哉、人生!」を彷彿させるくらい、1組の夫婦の人生を幸せと愛の観点から語っている名作です。
 
ルビッチ監督の映画は、どれもいつ観ても人間愛に溢れていて、ユーモアがあって人と人の絆を感じられます。世の中はそんなに悪いもんじゃないって思えてくるというか、すごく心を元気にしてくれますね。
 
予告編は日本版もアメリカ版も見つからず・・・。かろうじて、アメリカの有名な人気映画レビューサイト「ロッテン・トマト」に画質の粗い、編集が途中で切れてしまっているかのような紹介映像はありました。
主演は、ドン・アメチーという俳優とジーン・ティアニーという女優さんです。
 
ドン・アメチーは僕の大好きな俳優さんの1人で、映画、テレビ、ラジオ、舞台とマルチな活躍をした人で、映画「コクーン」ではアカデミー助演男優賞に輝いてます。その他エディ・マーフィー主演の映画「大逆転」や「星の王子 ニューヨークへ行く」、TVドラマでは「刑事コロンボ」の「二枚のドガの絵」というエピソードに弁護士役で出演してたりします。なんとなく雰囲気がケヴィン・クラインに似ていません?僕は最初同一人物かと思って混乱したことがありました(笑)
 
ヒロインのジーン・ティアニーは、Wikipediaによると1940年代に最も美しい女優さんの一人として挙げられていたそうです。たしかに綺麗で品があって、それでいて可愛らしくもあります♪クラーク・ゲイブルやヘンリー・フォンダといった名だたるスター俳優達と共演しています。
 
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「まあだだよ」は最高のエール映画でSHOW?

 
「まあだだよ」は1993年に公開された黒澤明 監督の日本映画です。
 
初めて観たときの感想は「ああ!なんて美しい人生なんだろう!」でした☆黒澤映画の中でも、ベスト3に入るくらい大好きな映画です。
 
全体的に心の平和を感じられるほど穏和で、気持ちの背筋がピンと伸びる職人的な澄んだ空気感もあり。戦後、敗戦ムードの中にありながら、気高く、明るく、元気な日本人の姿を見ることができます。すごく元気をもらえる映画ですよ。
 
大映というもうなくなってしまった製作会社が製作し、東宝が配給した映画です。
 
主演は、松村達雄さんという俳優。ご存知でしょうか、本作意外では、山田洋次監督「男はつらいよ」シリーズにたくさん出演されてますし、一時期は、とらやの2代目おいちゃん役も5作程やってたんですよ。
 
新しいところでは三谷幸喜さんのテレビドラマ「古畑任三郎」シーズン3にも犯人役として出演しています。
 
この映画の原作は夏目漱石の門下生の1人だった小説家・内田百閒の随筆で、松村達雄さんは内田百閒を演じています。
 
また、内田先生の門下生役として多くの個性派俳優が出演してるんですね(笑)所ジョージ、井川比佐志、寺尾聰、平田満など。さらに、その子供役として「男はつらいよ」の満男役&「北の国から」純クンでおなじみの吉岡秀隆も出演しています。
 
また、松村さん演じる内田百閒の奥さん役は、黒澤映画に三船敏郎と同じくらいたくさん出演している女優の香川京子が担当しています。すごく綺麗な方ですよ☆少し前に、長澤まさみは香川京子に似ていると噂になったこともあったとか(笑)原節子や京マチ子さんと並んで、日本の美人映画スターですねヽ(´▽`)/
↓似てる気もするし・・・
 
↓似てない気もする・・・(笑)
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「ライムライト」は最高のエール映画でSHOW?

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ビリー・ワイルダーのすべて

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チャップリンのすべて

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海外ドラマはこう買うのがお得でオススメ♪

海外ドラマ フレンズ皆さんは海外ドラマをどうやって観ていますか?
 
昔はDVD-BOXの価格が高くてとても手が出ませんでしたので、レンタル店で借りてきて観ていました。
 
しかし今は、ブルーレイが発売されてからというものDVDの価格がどんどんと安くなってきていますのでレンタルではなく、好きな時に自宅でいつでも観れるように購入できることができます。
 
特にソフトシェル版といって、ケースにお金がかかっていない分、限界まで安くして販売されている海外ドラマのDVDなんかも登場してきました。
 
このソフトシェル版のおかげで僕はあのアメリカで伝説的人気を誇る海外ドラマ「フレンズ」をなんと全巻そろえることができました。購入したのでいつでも好きな時に、好きな字幕、音声で観る事ができます☆
 
大人気で面白い海外ドラマほどシーズンが長く続いているのでその分1枚1枚が安いというのはとても助かります♪
 
ソフトシェル版のフレンズはこちら
 
 
さらにAMAZONでDVD3枚で約3000円キャンペーンなど、その他様々なお得☆バーゲンをやっているためさらにお得に購入できちゃう時代なんですね。
 
また、中古でもOKな方はもっと安くイーブックオフで購入することもできます。
 
イーブックオフはTSUTAYAのポイントも使えて、しかもDVDが200円前後からという驚きの価格で売っています。DVD-BOXなどなら半額以下で売られている場合も多いので一度検索してみると思わぬ掘り出しモノと出逢えるかもしれませんよ♪
 
イーブックオフはこちら
 
 
また、レンタルについても、今はレンタルショップに行かなくても家にいながらにしてドラマDVDをレンタルできちゃいます。PCと郵便を使ったオンラインレンタルです。日本でもオンライン配信と並んで、すっかりおなじみのレンタル形態となりました。  
個人的には楽天レンタルが激安なので愛用しているしオススメです。主要オンラインレンタル比較表も作ってみましたのでコチラからどうぞ☆  
PCからデータをその場ですぐにダウンロードしてレンタルできちゃうiTunesのサービスなんかもあります。
 
iTunesの映画レンタル・購入サービスについてはこちらのページで詳細に書いていますので興味のある方はどうぞ☆
 
 
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アニメ映画はやっぱり日本だろうと思う

ジブリアメリカのハリウッド映画と聞いたらどんな作品を思い浮かべますか?
 
僕は超大作、SF、アクション、ラブコメなどが浮かびます。そして、俳優や女優のギャラが高く、制作費も巨額なだけに面白い♪という印象があります。
 
ヨーロッパ映画については、ちょっと暗い感じか、もしくは高尚で難解、または芸術的という印象があります。
 
そして、日本映画と言えば、世界に誇るアニメ文化が盛んというイメージがありますし、実際興行成績を見てもアニメ映画はすさまじいものがあります。
 
ジブリ作品なら、常に上位にいますし、世界的にもかなりの人気です。
 
また、ドラえもん大長編などはいつも人気ですし、ポケモンや名探偵コナンなどは発表されればかならず大ヒットというくらいの人気ぶりです。
 
わざわざ子供のために来日時にはかならずポケモングッズを大量買いしていく映画スターなんかもいるくらいです。
 
その他、漫画のレベルが高いという評判のあり、様々な日本の漫画が映画化されていますし、実際世界中で日本漫画は大人気です。
 
個人的には今一番稼いでいるのはIT起業家なんかじゃなく漫画家じゃないかと思うくらいです(笑)
 
韓国の映画に対する取り組み方は国を挙げての奨励、勉強環境らしいのでものすごく急成長してきているのがよくわかりますよね。
 
日本はアニメでは世界屈指の人気度を誇りますが、邦画はというと現在の作品ではあまりパッとしていない気がしますし、韓国映画のほうが数段面白いと感じています。
 
韓国がどんな分野の映画に突出していくかは想像もつきませんが、日本はアニメ大国として突き進んでいくのが良いきがします。
 
その国その国の得意分野がはっきりしてくると映画業界もさらに面白く、羽振りの良い時代がくるのでは?と考えていたりします。
 
反面、インターネットや映画のデータ化が進むにつれて、自国でしか受けないような作品はどんどん干されていくのではないかなという気もしています。
 
よりグローバルな作品、より人間の普遍的な気持ちを表現した作品、つまり古典名作にならった映画がたくさん生まれてくれれば嬉しいな~♪
 
 
◆日本が誇るアニメ映画の数々
 
(2014年時点での国内収入ランキング順ですが一部順位を飛ばしてます:wikipedia
 
・「千と千尋の神隠し」
・「ハウルの動く城」
・「もののけ姫」
・「崖の上のポニョ」
・「風立ちぬ」
・「借りぐらしのアリエッティ」
・「ゲド戦記」
・「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」
・「ONE PIECE FILM Z」
・「猫の恩返し」
・「劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕」
・「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」
・「紅の豚」
・「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」
・「名探偵コナン 絶海の探偵」
 
やはり、ジブリが圧倒的に強くて、続いてポケモンシリーズ、ワンピース、そしてエヴァンゲリオン、ドラえもん、コナンという感じですね。
 
ジブリ映画に関しては僕も大好きです。あなたはどのジブリ映画が好きですか?
 
余談ですが、同じ日本の漫画を原作にした韓国映画と日本映画あります。
 
作品名は「カンナさん大成功です!」という映画ですが、これは圧倒的に韓国版のほうが面白いです♪
 
すごく面白いので、ぜひオススメです☆

僕はこれからは、どの国の映画なのか?ではなくて、監督は誰か?出ている俳優・女優は誰か?とか脚本の出来、演技のうまさなど、国籍や人種を超えて作品そのものを判断できる人程、楽しみが広がっていく時代になっていくと思います。  
そのためにも世界的に使われている英語を学んだり、他国の文化を学ぶということにももっと積極的になっていきたいと思いますね。世界に目を向けてみるとものすごくたくさんの喜びや楽しみが待っていますよ☆  
 
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様々な映画会社の歴史と現状

このページでは世界的な映画会社とその歴史について有名なところを紹介します。

まずはハリウッドを中心とする北アメリカの映画会社をご紹介しましょう。世界的にみて、最大の売り上げと絶大なる影響力を持っている企業と思っていいでしょう。

通称ビッグ6と呼ばれる6社です。

パラマウント・ピクチャーズ
ユニバーサル・ピクチャーズ
ワーナー・ブラザーズ
ウォルト・ディズニー・カンパニー
20世紀フォックス
ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント


あなたが知っている洋画(ハリウッド映画)のほとんどがこの映画配給会社から配給されています。

ちなみに、ハリウッド黄金期(1920-40年代)頃には5大メジャー・スタジオと呼ばれていた以下の5社が中心となってスタジオが制作、配給、劇場を管理して映画の制作から配給、上映まで全てのプロセスを支配するというスタジオ・システムを確立していました。

パラマウント
ワーナー・ブラザーズ
20世紀フォックス
MGM
RKO


まずは、歴史から行きましょう。上に挙げたビッグ6は順番は設立が古いもの順に挙げました。


◆知っておきたい天才創設者達wikipediaを参考にしています

・パラマウント
一番古い歴史を持つのはパラマウント社で、東欧系ユダヤ人としてハンガリーで生まれたアドルフ・ズーカーという偉人が、なんと移民労働者としてモップ拭きからそのキャリアをスタートさせて毛皮商として成功します。
そこから後に劇場王となる同業者の親友、マーカス・ロウに触発され、ボードビル会社を設立。これがフェーマス・プレーヤーズという会社で、おそらくパラマウントの大元になる母体と思われます。
ちなみにボードビル会社とは米国においての舞台での踊り、 歌、手品、漫才などのショー・ビジネスを扱う会社のことです。
そして、1913年後の「メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)」という大変有名な映画会社の前身「ゴールドウィン・ピクチャーズ」の創始者で当時手袋商だったゴールドウィンと、 これまた後に映画創世記に最も成功した映画製作者のひとりで現在のアカデミー賞特別賞の1つの名前としてゴールデングローブ賞の部門のひとつで長年にわたって映画界に貢献した人物に贈られるセシル・B・デミル賞というのがあるくらい成功する、 当時脚本家だったセシル・B・デミルらと組んでハリウッド初の長編映画「スクォー・マン(スコウマン)」を製作します。
さらにD・W・グリフィスが『國民の創生』(1915年)、『イントレランス』(1916年)を次々発表し人気の映画スタジオとして不動の地位を築きます。
ズーカーの経営手腕は凄まじいもので、人気スターの出演作を次々購入・製作し、市場を奪われた興業者たちの間では「ズーカーを止めろ!」が合言葉になる程だったそうです。
実際、20年半ばでの収益はフォックスの2倍、ユニバーサルの3倍、ワーナーの5倍におよびました。1927年に社名をパラマウントに改称しています。その後、破産や再建、買収などの歴史があり、現在は1994年にバイアコム(現・CBSコーポレーション)というアメリカの巨大メディアグループ会社に買収され傘下となっています。
パラマウント社で特記すべき点は、もう一つ、あの映画監督のスティーブン・スピルバーグ監督とレコード会社経営者のデヴィッド・ゲフィンディズニーの製作部門のトップであったジェフリー・カッツェンバーグの3人が設立したドリーム・ワークスという会社を16億ドルで2005年に買収を発表し、翌2006年にに正式合意したことです。ところがどっこい、何を思ったか2007年にはバイアコムのフィリップ・ドーマンというCEOが「スピルバーグ監督は不要」と発言しちゃったものだから、両者の関係は険悪化しちゃいます。そして、結局ドリームワークスは2008年インドの会社の出資を受けてパラマウント映画から独立。さらに2009年にはディズニーとの配給契約を締結しました。ただし、ドリーム・ワークスアニメーションというアニメーション映画専門の会社とは契約が2012年までは続いているらしいということと、実写作品についてもパラマウントとドリーム・ワークスの共同製作および配給されるものもあるということです。まあ、少なくとも2012年まではドリームワークス・アニメーションを傘下に持っていると思っていればいいでしょう。

・ユニバーサル
次に歴史のある映画会社ユニバーサルですが、こちらもまた歴史のある会社でして、アメリカのテレビ局というか、三大ネットワークというのがありまして、ABCとCBSとNBCという会社がそうなんですが、そのうちのNBCというのは親会社がNBCユニバーサルという会社で、その同じ親会社の傘下にユニバーサル・ピクチャーズも位置しています。ちなみん、テーマパークのユニバーサル・スタジオも同じ親会社NBCユニバーサル傘下の別の会社によって運営されています。
すごいのに意外と知られていないのは、このユニバーサルの大元の創設者は、カール・レムリというドイツ生まれのユダヤ人なのですが、この人実は「ローマの休日」や「我等の生涯の最良の年」などを監督したウィリアム・ワイラーと天才物理学者で相対性理論の生みの親でもあるアルベルト・アインシュタインの親戚に当たります!1884年にアメリカ合衆国に移住してきて、最初は衣料セールス業者として衣服店を経営していたのですが、1905年、買い付けで赴いたシカゴで初めてニッケルオデオンと呼ばれる安価な映画館の人気に触れ、シカゴへの旅から数週間で彼はそれまでの商売をたたみ、ニッケルオデオンを数軒買収し映画ビジネスを始めたと言われています。
ちなみにこの時代1908年頃は映画関係の特許多数を持つ発明王トーマス・エジソンがMotion Picture Patents Company, MPPC, 別名エジソン・トラストという会社を設立して、映画用カメラや上映機など映画関係の機械に使われる電気モーターなど、多数の部品の特許をたてに、映画の撮影から上映までのすべての過程から料金を徴収して映画産業独占を強めようとしていたそうです。こうしたやり方に不満を抱いたカール・レムリーらは、独自のやり方で映画製作をやろうと決意し、他のニッケルオデオン経営者らと共にフィルム会社を設立し、さらには出演料の高騰を防ぐため俳優の名を映画にクレジットしないというエジソンらの慣習を破り、登場するスターらの名を表示するようにしたため、当時の主要な映画俳優の多くがレムリらと仕事することを望むようになります。こうして彼はスター・システムの形成に成功し、エジソンとの戦いに勝ったというわけです。この時の会社名がIndependent Moving Picture Company, 略称 IMPと言いますが、この会社ととその他8つの中小映画会社を合併し、「ユニバーサル・フィルム・マニュファクチュアリング・カンパニー」(Universal Film Manufacturing Company)を1912年6月に設立しました。これがいわゆるユニバーサルという名前が始めて出てきた瞬間になります。
さらに面白い話があって、ユニバーサルのプロデューサーの1人が当時若き日のウォルト・ディズニーがアニメ制作者として共同経営者であったアブ・アイワークスとともに契約していた先のスタジオのボスと結婚し、結果的にウォルト・ディズニーらは一時期ユニバーサル傘下にいたようなものという状況にありました。ただ、この時、ディズニーとアブ・アイワークスが考案した「オズワルド」というキャラクターシリーズについて、より高い契約料を交渉したけど、断られたのでディズニーらはユニバーサルを去り、自分達でかの有名なミッキーマウスを生み出すことになるというエピソードがあります。ちなみに、カール・レムリはいわゆる縁故主義というやつで息子を社長にして、親戚のうち70人くらいも従業員としてユニバーサルで職を与えるというやり方をしていましたが、結局は株主の間で批判されレムリ家は自分たちが創業した会社から冷たく追われることになったそうです。
現在は、1952年にまずデッカ・レコードの米国法人(米デッカ)に買収された後、1962年には米デッカがMCAに買収され、さらに1990年、MCAが日本の松下電器産業に買収され、1995年、松下電器産業がMCAをカナダの酒造企業シーグラムに売却し、2000年にはシーグラムとフランスの複合企業「ヴィヴェンディ」、および「ヴィヴェンディ」の傘下の有料テレビ会社「カナルプリュス」の3社で合併し、ヴィヴェンディ・ユニバーサルが誕生して、2004年、ヴィヴェンディ・ユニバーサルの娯楽部門「ヴィヴェンディ・ユニバーサル・エンターテインメント(ユニバーサル映画が属す)」と放送会社(局)「NBC」が合併し、NBCユニバーサルを設立されました。これが現在のユニバーサルの親会社となっています。ややこしっ!(笑) 余談ですが、ユニバーサルの社員だったハリー・コーンという人物は1920年にCBC Film Sales Corporationを設立し、これが後に1924年に社名を「コロンビア映画」としました。コロンビア社といったらこのハリーと組んだイタリア出身のフランク・キャプラ監督が有名ですね。そのコロンビア社も今ではソニー傘下ですが。。。

・ワーナー・ブラザーズ
次はワーナー・ブラザーズですが、ポーランドからの東欧系ユダヤ人移民労働者だったワーナー4人兄弟によって1923年に設立された会社です。こちらも駐車場会社に買収されたり、出版社のタイム社と合併したりと様々な歴史を経て、現在は2000年にインターネットのプロバイダー最大手AOLと合併しています。

・ウォルト・ディズニー
言わずもがなの有名企業です。ディズニーランドの運営や、映画製作、アニメーション製作、そして最近では、1996年にアメリカの三大ネットワークの1つ、ABC放送局を買収して傘下におさめています。
1923年10月16日にウォルト・ディズニーとロイ・O・ディズニーの共同経営ではじまりましたが、第2次世界大戦で会社が軍の私物となってロイは退社し、ウォルトの単独経営でなんとか映画製作だけは続行された状況が続きましたが、1938年9月29日に、カリフォルニア州法に基づく法人を設立し、1945年にロイが代表取締役社長として戻り、ウォルトは代表取締役会長となって再び兄弟の共同経営となりました。
ちなみに、1900年代前後だと思いますが、パラマウント映画社長のマイケル・アイズナーを会長、ワーナー・ブラザーズ元社長のフランク・ウェルズを社長として迎え入れ、「奇跡」と呼ばれた発展を遂げたるもしたそうです。
世界初のトーキーアニメ、長編アニメ、カラーアニメなど歴史に残る業績を残したが1966年にウォルト・ディズニーが亡くなってからは低迷しましたが、1990年代に再び黄金期を迎えます。
復活の立役者は当時映画部門の責任者だったジェフリー・カッツェンバーグ。彼は伝統的なディズニー・アニメを再建する一方で、CGアニメ時代の到来を受けて、ピクサー社との提携を実現しました。
そして2006年5月5日、ディズニーはピクサーをM&Aにより買収し、ディズニーの完全子会社となりました。なお、アップルコンピュータに加えてピクサーのCEOでもあるスティーブ・ジョブズは、株式交換によってディズニーの筆頭株主になると共に役員に就任します。
映画製作は、ウォルト・ディズニースタジオ・モーション・ピクチャーズ・グループによって行われていて、グループ内には4つのレーベルがあります。
主にアニメーション映画やファミリー向けの映画を作るウォルト・ディズニー・ピクチャーズと、
実写映画の製作が中心のタッチストーン・ピクチャーズや
インディーズ映画が中心のミラマックスやハリウッド・ピクチャーズなどがあります。
また、1996年に日本のスタジオジブリと戦略的提携を結んでいます。また、ブエナビスタという名前の配給会社も運営していたが、現在は名称をウォルト・ディズニー・スタジオと変更しています。
ミラマックスも2010年1月末日に閉鎖されています。

・20世紀FOX
1934年12月28日、フォックス・フィルム(1915年にウィリアム・フォックスにより設立)と20世紀映画(1933年にダリル・F・ザナックにより設立)が合併し、20世紀フォックス映画として設立された会社です。
戦前はシャーリー・テンプル主演作やジョン・フォード監督、戦後はマリリン・モンローの映画が有名です。
1953年には、ワイドスクリーンのひとつ「シネマスコープ」を開発します。
20世紀フォックスの映画といえば、冒頭で流れる、スネアドラムの軽快な刻みから始まる華やかなファンファーレが有名で、この曲は、1935年当時、同社の音楽部長だったアルフレッド・ニューマン(1901-1970)により作曲された、わずか9小節という短い曲で、もともとはニュース映画の冒頭に流す事が主目的だったそうです。
ニュース映画の時代ではなくなったものの、映画の本編が始まる前の臨場感を高めるメロディとして、今なお同社の映画には欠かせぬ存在となっていて、他の映画会社には見られない、インパクトあるスポットとして広く知られていますね。

・ソニー・ピクチャーズ
唯一日本の企業がアメリカ進出している映画会社です。1987年にザ コカ・コーラ カンパニーがコロムビア映画、トライスター映画などの映像エンタテインメント事業をスピンオフし、その統括会社としてコロムビア・ピクチャーズ・エンタテインメント(Columbia Pictures Entertainment Inc.)を設立しました。
それを1989年にソニーが48億ドルで買収し、1991年に現社名に変更されました。買収当初はヒット作に乏しく、巨額の赤字を計上しましたが、1990年代後半から復調傾向を見せ近年では米国市場で常に上位のシェアを占めているという状況です。


◆それぞれの代表作

・パラマウントTVドラマ
アンタッチャブル
スパイ大作戦
新スパイ大作戦
ファミリータイズ
冒険野郎マクガイバー
「スタートレック」シリーズ

・パラマウント映画
めまい … Continue Reading ››

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