
皆さんは映画音楽と言えば、何の映画のどの曲を思い浮かべますか?また、作曲家は誰を思い浮かべますか?
そんなの意識したことないという方もいるでしょう。作品に自然に溶け込む音楽もあれば、いかにも別物という感じのとってつけたような音楽もあります。
また、映画の内容がよければ自然と映画音楽も良く聞こえてくるということもあるでしょうし、反対にどんなに音楽が素晴らしくても映画の内容がひどければ、あまり耳に残らなかったり、話題になって評価されることもない、なんてこともあるかもしれません。
また、映画音楽は、その作品に合わせて作られたオリジナルの曲と、もともとあった曲を映画に使うというパターンもありますよね。
そんな作品と密接につながった映画音楽の世界的な巨匠といったら、エンニオ・モリコーネとジョン・ウィリアムズの2人が個人的には一番なじみがあります。
1人目のエンニオ・モリコーネは、ジュゼッペ・トルナトーレ監督のイタリア映画「ニュー・シネマ・パラダイス」で流れていた作曲の楽曲が有名ですね。
モリコーネはトルナトーレ監督の他にもセルジオ・レオーネ、ローランド・ジョフィ、ブライアン・デ・パルマ監督らの映画など様々な映画音楽を手がけている世界的な音楽家で、アカデミー名誉賞、グラミー賞などを受賞。映画以外では日本のNHKの大河ドラマ「武蔵」(2003)の音楽なんかにも参加しているそうです。

僕はモリコーネといったら、やはり「ニュー・シネマ・パラダイス」の音楽がパッと浮かびます♪素晴らしい音楽で、聞くとなんとも言えないノスタルジーな気持ちにさせてくれます。懐かしいというか、美しいというかね☆
サウンドトラックも発売されていて、
こちらで全曲視聴できるようになってます♪「
愛のテーマ」と「ニュー・シネマ・パラダイス」という曲が特に好きヽ(´▽`)/
YouTubeには、一般の方が
自演しているものなどが公開されていたりしますね☆
2人目は、ジョン・ウィリアムズ。この人は、とにかく手がけた作品数がスゴイですよ(笑)しかもヒット映画ばかり!
これまで手がけてきた作品は例えば、「E.T.」「ジョーズ」「スーパーマン」「スター・ウォーズ」シリーズ、「インディー・ジョーンズ」シリーズ、「ホーム・アローン」シリーズ、「ハリー・ポッター」シリーズ、「JFK」「A.I.」「シンドラーのリスト」「ターミナル」などなど・・・ものすごいでしょ?有名な映画ばかりでしょ?
特にスピルバーグ監督の映画音楽を担当している印象が強いですね♪事実スピルバーグの映画「ジョーズ」でアカデミー作曲賞・グラミー賞受賞を受賞しています。

0日本人だと、久石譲とか坂本龍一が有名ですかね。久石さんは特にジブリ映画の音楽が有名で宮崎駿監督作品では「風の谷のナウシカ」以降すべて担当してます♪「となりのトトロ」とか「紅の豚」とか「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」「千と千尋の神隠し」などです。
あとは北野武監督作品もかなり手がけていて、「HANA-BI」とか「菊次郎の夏」担当。意外なところでは、山田洋次監督の「小さいおうち」や「東京家族」なども手がけてます。
坂本龍一は「ラスト・エンペラー」や「戦場のメリー・クリスマス」で、前者でアカデミー作曲賞を受賞。後者では英国アカデミー賞作曲賞に輝いています。
さて、あとは、ミュージシャンが歌う曲が映画のテーマソングとして使われるということも、よくあります。
有名なところでは、ケビン・コスナー主演の映画「ボディ・ガード」で採用されたホイットニー・ヒューストンが歌う「オールウェイズ・ラブ・ユー」が大ヒットしましたね。彼女は映画でもヒロイン役を務めました。
あとは、ブルース・ウィリス主演の映画「ダイ・ハード」では、ヴォーン・モンローという方が歌っているクリスマスのスタンダード曲「Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!」がエンディングで流れていました。すごく自然な感じでマッチしてましたね~♪
あとは映画「ワーキング・ガール」のカーリー・サイモンが歌う「ステップ・バイ・ステップ(Let the River Run)」も大ヒットしましたね。