このページでは、世界三大映画祭の中でも、ドイツで毎年2月に開催されているベルリン国際映画祭の最高賞である金熊賞(きんくましょう)を受賞した歴代映画を一覧にまとめています。
■ 世界三大映画祭というのは、
ヴェネツィア国際映画祭、
カンヌ国際映画祭、
ベルリン国際映画祭
のこと。
最も古い歴史を持つのはイタリアのベネチア国際映画祭で、フランスのカンヌ国際映画祭は同時開催される国際見本市が有名。
ではベルリン国際映画祭はというと、3つの映画祭のうち唯一都市部で開催されているため、来場者数が一番多いんですね。
だいたい10日間前後開催されるようですが、その間に世界中から30万人から40万人が集まるそうです。
1951年から始まり、三大映画祭の中では一番後発。ヨーロピアン・フィルム・マーケットという見本市も同時開催されています。
あ、あと金熊賞は現在は「きんくましょう」と呼ばれるのが一般的ですが、昔は「きんゆうしょう」と呼ばれていたみたい。なぜ金熊なのかは、ベルリンの紋章が熊だから。
2014年現在までのところ、2回以上、金熊賞を受賞しているのは、アメリカを中心に活躍している台湾の映画監督アン・リーのみです。
■ 日本人監督の作品は、
宮崎駿の「千と千尋の神隠し」、
今井正の「武士道残酷物語」
の2作が2014年現在までのところ受賞しています。
それと、日本の女優がこれまで4度も主演女優賞に輝いています。
今村昌平監督「にっぽん昆虫記」(1963)の左幸子(ひだり さちこ)、
熊井啓監督「サンダカン八番娼館 望郷」(1975)の田中絹代、
若松孝二監督「キャタピラー」(2010)の寺島しのぶ、
山田洋次監督「小さいおうち」(2014)の黒木華
が主演女優賞を受賞しているんですね!(2014年現在)
これ結構スゴイと思うんですが、日本では不思議と、あまり知られてないかも?